'21.5.4更新

5/11に予定しておりました公演につきまして

大変遅くなりましたが、5/11に予定されておりました公演につきまして、以下の通りご案内をさせていただきます。

・ 5月11日「シークレットライフ」 ― 開催中止

宣言解除予定となっている翌日12日にもしチャンスがあればということで、他の可能性も含め、出演者の皆様とご相談を続けて参りました。しかしながら、いまだ状況の改善が見通せないなかで、たとえ開催が可能となった場合にもその日に皆様に集中して音楽をお楽しみいただくという、本来の目的を達成する条件を整えることが難しいと判断し、本公演の中止を主催者の責任として決断いたしました。
楽しみにしていただいていた皆様には誠に申し訳ございませんが、どうかご理解を賜りますよう何卒お願いを申し上げます。


カフェ・モンタージュ (2021年5月4日)



'21.4.26 掲載分

5/9、5/11に予定しておりました公演につきまして

4/25に京都府に発出された緊急事態宣言を受け、対象期間中の2公演につきまして、日時変更及び開催延期とさせていただきます。

1. 5月9日「ブラームス&レーガー」(開催日時変更)
2. 5月11日「シークレットライフ」(日程再調整)

5/9の公演につきましてはすでに5/23(日)という代替日程が出ております。ただし、今回の緊急事態宣言の社会的影響と解除の時期について今少し注視する必要のあることから、正式な発表まではあと数日お時間をいただきたく思っております。
5/11の公演につきましては、宣言解除予定となっている翌日12日に可能性があるというお話がございますが、宣言が出たばかりの今すぐには状況の判断が難しく、ひとまず上のような形で発表させていただくことになりました。

今回の開催日時変更までの経緯について、ご説明をさせていただきます。

◆ 4月24日(土)
カフェ・モンタージュは飲食店であり、分類上は所謂「ライブハウス」の括りになります。
当初の要請内容(23日の夜発表、24日に府庁のホームページに掲載の時点)では、

@ ライブハウス等は「遊興施設」に分類されており、1000u以下の施設は「入場整理や酒類の提供無しで20時までの時短営業」にて営業可能
A 無観客でのイベント開催を要請をする「劇場等」の施設カテゴリーの中に「ライブハウス」が含まれていない

という状態で、公演の形態によっては開催の余地も残されているのだろうかと、即座に中止もしくは延期の判断をせず、京都府庁に詳細を確認してから出演者との相談を進めるということになりました。

◆ 4月25日(日)
午前中、京都府のホームページ上で、無観客でのイベント開催を要請する「劇場等」の施設カテゴリーの中に、「ライブハウス」の文字があることに気が付きました。同じページに掲載されている対策措置のPDFは上記の措置のまま掲載されており、この時点では内容の違う二つの措置が混在している状態で、この点についても確認が必要でした。

正午前、ようやく府庁の対策窓口に電話がつながりました。担当の方によれば、

@ 決められた日時に開始される演目をあらかじめ告知し、その鑑賞を目的とした人(=観客)を集めるものは全てイベントとみなされる=「無観客開催」の要請対象となる
A 飲食を主目的とする客(観客ではない)が訪れる飲食店のBGMとしてその場で行われる生演奏は、無観客の要請対象の「イベント」にはあたらない。ただし、適切な入場整理と時短営業、酒類提供・カラオケ設備使用の自粛は要請される。また、役所からの問い合わせがあった場合に、その演奏が「イベント」にあたらないということを説明していただくことになる、というお答えをいただきました。

夕方、もう一度府庁の窓口に電話で問い合わせを致しました。
公演開催可否の最終判断をする前に、要請内容の修正版や補足事項の正式な文書が出ているかどうかの確認をする必要があると思ったためです。ご対応くださった担当の方によれば、23日に作成した記者会見資料を翌24日に公開した後で、ライブハウスが無観客でのイベント開催の要請対象施設に新たに加えられ、本日25日にその対象施設の詳細が補足文書として出された、ということでした。
(参考:〔京都府 使用制限対象施設一覧 〕(4/25更新分)

そこであらためて、カフェ・モンタージュの公演について、主催者としての認識をお伝えして、これらの公演が京都府からの要請の対象となるかお聞きしたところ、「要請の対象となります」とはっきりお答えをいただきました。
以上のことを踏まえて、各公演の出演者とお話をさせていただき、今発表されている緊急事態宣言期間中である5/9と5/11の公演については、主催者であるカフェ・モンタージュの判断として中止もしくは開催日程の変更ということをお願いし、ご了解をいただきました。

以上が、今回の2公演が開催日程変更および開催中止に至った経緯です。

カフェ・モンタージュとしては、感染拡大防止における劇場の役割の一つとして、公演の開催とその場での感染症対策の実施を通して、劇場内にとどまらない感染症対策の普及への一助となることを目指しています。ですので、感染者数の日々の増減による公演の変更・中止などは出来るだけ行わないという方針で運営をしています。緊急事態宣言の中でもその役割は有効ではないかという気持ちもありましたが、まだまだ力の及ばないことを痛感しております。
今回このような結果となり、この日程での公演開催を楽しみにしていただいていた皆様には、誠に申し訳ございません。

今回の急な緊急事態宣言を受けて、まだこれからも何が起こるか分からないという不安はありますが、これからの1年をあとから振り返って、それがより実りあるものであったと思うことが出来るように、音楽家の皆さんと連絡を取り合いながら、そして会場もしくは配信で演奏を聴いて下さる皆様のご協力を得ながら、持続できる形を探って参りたいと思います。
どうか皆様のご理解を賜りますよう、何卒お願いを申し上げます。


カフェ・モンタージュ 高田伸也