ふくろうの会

この夜、 、ふくろうの森へ

ふくろうたちの夜

ここにひとつの議論が生まれます。
議論は、いくつかある意見を強めたり、
弱めたりしながら、進んでいきます。

その進行の横で、
それを横で聞いている人との思考の、
互いに重なろうとする部分と、
少し距離をおいて独自に生み出される
部分が、時間に並行して進んでいきます。
聞く人がいる議論は、理屈としては
音楽と同じなのかも知れません。

カフェ?サロン?
まだはっきりとした形式のない段階から、
議論を育てていくふくろうの集まる
場所に身をおいてみる。
それが「ふくろうの会」です。

― 次回の日程が決まりましたらこちらでお知らせします。 ―
遅刻しての参加もOK。
フリードリンク(といっても限りあり!)
で、ギャラリー参加料金は1000円。


・・・・・

 8月24日(日)の「ふくろうの会」は19時から

「"Playing with Signs"はいまでこそ当たり前となっている音楽の分析方法の嚆矢となった名著です。
モーツァルトやハイドンはなぜこのリズム、この旋律、この調をこのように配置したのか。その理由を同時代の聴き手や作曲家が共有していた一般的な事象(=Topic)と結びつけて読み解きます。音楽の価値そして意味について考えるとき、楽曲の内側(鳴り響く音そのもの)に価値があるのか、外側(音を聴き、そこから読み取ることの出来る何か)に価値があるのか――記号としての音符が作品の「内側」と「外側」に橋を渡すエキサイティングな分析論なのです。」(上田泰史)

京都大学・上田研究室によるコフィ・アガウ著『Playing with Signs』の翻訳プロジェクト
音楽はいかにして聴衆に届くのか?
前回の「ふくろうの会」では作曲家が音楽の中に込めた狙いとその役割を果たす《記号》を読みとること、その例としてモーツァルトの手紙を参考にしながら「トピック」の概念にはじめて触れました。

今回はより踏み込んで、作品の中にある「トピック」を読み取っていく、いわばこの本の本編にあたる箇所に入っていきます。


上田研究室の翻訳作業を横目&横耳にお茶をのむ、そんなふくろうの会です。

音楽のことでなくても、なにやら面白そう?と思っていただける方、どなたでもご参加ください!
-->

Information

  • 参加料金: 1000円(Cash Only)
  • 時間: 19時から2?時まで
  • 場所: カフェ・モンタージュ
  • 途中参加と途中帰宅: 自由です
  • フリードリンク: 珈琲、お茶、Alc.も何か…?
  • 聞く?: 音楽ではなく、お話が主役です
  • 読む?: カフェの本もご自由に
  • カフェ?: ご希望あればご注文も可です

オーディオで音楽を流すわけではありませんが、どちらかといえばリスニング・カフェ営業の延長です。人の会話に耳をかたむけるほか、違うテーブルで自分の持ってきた本を読んでいてもよし、楽しみ方は人それぞれにと思っています。