「グラン・デュオ」- F.Schubert

2024年6月14日(金)20:00開演

佐藤卓史

ピアノ

中桐望

ピアノ



入場料金:3000円



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〔会場〕
カフェ・モンタージュ ≫ 地図
京都市中京区五丁目239-1(柳馬場通夷川東入ル)
TEL:075-744-1070


【プログラム】


F.シューベルト:
・4つのレントラー D814
・創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D813
・4手のためのソナタ ハ長調 D812「グラン・デュオ」


佐藤卓史さんのエッセイ「ツェリスにて」


1824年、ツェリスにて

1824年5月、シューベルトは6年ぶりにハンガリー・ツェリスのエステルハーツィ伯爵の館を訪れ、連弾曲の創作に精力を傾けます。ひそかに恋心を抱いていた伯爵家の次女カロリーネと、連弾するときにはすぐ隣に座れるから、という創作動機がまことしやかに語られています。
数々の行進曲やディヴェルティメントなど、作曲時期が判明していない大規模の連弾曲はこの長期滞在の間に書かれたと考えられていますが、確実にこの間に作曲されたことがわかっているのが『ソナタ』D812と『創作主題による変奏曲』D813です。7月16-18日付の兄フェルディナントへの手紙で、これら2曲が完成したことを報告しています。
『変奏曲』は作曲直後にツェリスで試演されたらしく、(おそらくカロリーネから)「特別な称賛を得た」とシューベルトが誇らしげに語っている自信作。
ハ長調の『ソナタ』は1837年に『グラン・デュオ』のタイトルで出版された際、出版社によってクララ・ヴィークに献呈され、その内容を点検したロベルト・シューマンは「交響曲の連弾版としか思えない」と論評。この説に基づいてヨアヒムが編曲した管弦楽版が、オリジナルの連弾版に先立って初演されるという不思議な運命をたどった作品です。初演されたばかりのベートーヴェン『第九』に触発されて、「大交響曲への道を開きたい」と決意したシューベルトが、その第一歩として構想した大作であることは間違いなく、『グレート』交響曲との類似もあちこちに聞こえてきます。

200年前の初夏、ツェリスで生まれた連弾のための傑作を、中桐望さんとの共演でお届けする一夜です。

― 佐藤卓史

Live Streaming

ライブ音声配信

・最高峰の機材を使用した高音質配信です
・公演から1週間後までアーカイブ視聴可
*映像はございません

料金:1000円