「レリーク」
2025年5月5日(月・祝) 19:00開演
【プログラム】
F.Schubert vol.27
“ 終わりのないハ長調 ”
F.シューベルト:
・メヌエット イ短調 D277A
・ピアノ・ソナタ 第2番 ハ長調 D279
・ピアノ・ソナタ 第11番 ハ長調 D613+D612
・ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 D840「レリーク」
※「レリーク」を含むピアノソナタ3曲はいずれも佐藤卓史氏による補筆完成版
《終演後》スペシャル・レセプション開催!
2025年5月5日(月・祝) 19:00開演
『グレート』交響曲D944、弦楽五重奏曲D956、ヴァイオリンとピアノのための幻想曲D934、連弾『グラン・デュオ』D812、『さすらい人幻想曲』D760…などなど、シューベルトの「ハ長調」は天国的な広がりと無垢さを湛えた名曲ばかりです。
全24曲のピアノ・ソナタのうちハ長調で書かれたのは3曲、しかしそのいずれもなぜか未完のまま残されました。シンフォニックで大胆な初期作D279は終楽章がわずか6小節で中断。両端楽章が未完成のD613(緩徐楽章にホ長調のアダージョD612を挿入します)は中期の創作上の混沌を示しています。そして最後の未完成ソナタとなったD840は後期大ソナタ群の先駆けであり、『レリーク』(聖遺物)の異名をとる大作です。
終わりのないまま開かれた3曲に補筆を施し、完成された形で演奏します。どうぞご期待下さい。
― 佐藤卓史