「カルテットの新たなる出発」
2025年6月12日(木) 20:00開演
【プログラム】
B.マルティヌー:
弦楽四重奏曲 第5番 ト短調 H.268 (1938)
A.ドボルザーク:
弦楽四重奏曲 第9番 ニ短調 op.34 (1877)
京都市交響楽団メンバーによるマルティヌー&ドヴォルザークの弦楽四重奏曲をお聴きいただくシリーズ公演、残すところあと3回となりました。
マルティヌーの第5番はト短調、パリ滞在の最後の期間に作曲されて当時を代表するカルテットであるプロアルテ弦楽四重奏団に捧げられながら、長い期間行方不明であった作品です。新たな世界大戦の予感が広がる中、マルティヌーがチェコの故郷に一時里帰りした際に感じた不穏な空気が反映されているともいわれていますが、どのような背景があったにしてもこの作品の冒頭からの尋常でない雰囲気には圧倒されるしかないと思います。
そしてドヴォルザークの第9番はニ短調、ブラームスに献呈されています。時折りモーツァルトやシューベルトの作品にも目配せをしながら、聴くものを一気に自分の世界に招き入れるドヴォルザーク自在の手腕が光る傑作です。
他に例を見ない画期的なシリーズもいよいよラストスパートへ。皆様是非お集まりください!
― カフェ・モンタージュ 高田伸也
ライブ音声配信
・最高峰の機材を使用した高音質配信です
・公演から1週間後までアーカイブ視聴可
*映像はございません
料金:1000円