「パサージュの森から」

2025年7月12日(土) 19:30開演

西山まりえ

バロック・ハープ


丸山韶

バロック・バイオリン



入場料金:3000円



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〔会場〕
カフェ・モンタージュ ≫ 地図
京都市中京区五丁目239-1(柳馬場通夷川東入ル)
TEL:075-744-1070


【プログラム】

F.ロニョーニ/パレストリーナ:
種々なるパッサージョの森 第2部より
・《野山は花の賑わい》によるディミニューション

A.マイオーネ:
様々なカプリッチョ集 第1巻より
・トッカータ 第4番

B.マリーニ:
ソナタ、シンフォニア、カンツォーニ etc.集 第8巻より
・ソナタ 第3番

M.ウッチェリーニ:
ソナタ、コレンテ、アリア集 第4巻より
・ソナタ第2番《幸せなルチミニア》
同 第3集より
・《バレット》のためのアリア 第3番

D.カステッロ:
現代的なソナタ・コンチェルターテ 第2巻より
・ソナタ 第1番

G.G.カプスペルガー:
キタローネのためのインタヴォラトゥーラ 第1巻より
・トッカータ・アルペッジャータ

G.B.フォンターナ
1-3声の器楽のためのソナタより
・ソナタ 第3番




華麗なる"Passaggio"たちの世界へ

1600年周辺イタリアは、歪んだ人体のプロポーションや構図の不安定さを特徴としたマニエリスムの芸術が終焉を迎え、より写実的に、ドラマティックな光と影を特徴とするコントラストを劇的に表現するバロック美術へと台頭していきます。
ナポリの先駆者、カラヴァッジョの絵画(または彼の生き様も!)など、現代に生きる私たちの心臓を鷲掴みにするように、時に激しく、時に艶かしく、迫り来る表現は見るものを圧倒します。愛、苦悩、駆け引きの心理、祈り、懺悔、罪の告解…。様々な表現において、音楽も新たなる時代、モンテヴェルディの提唱する(セコンダ・プラティカ)へと移行、声も楽器も、言葉の意味、感情を深く表現するために、より自由な音楽的表現を用い、それはヴィルトゥオーゾの技術を発展させ、より細かなディミニューション、装飾、華やかなるパッセージで彩るようになりました。

音楽史における重要な転換点でもあるピンポイントの時代、ヴァイオリンとハープで織り成すソナタとトッカータの音世界《Passaggioの森》の一夜、もしもお楽しみいただけましたら幸いです!

― 西山まりえ

Live Streaming

ライブ音声配信

・最高峰の機材を使用した高音質配信です
・公演から1週間後までアーカイブ視聴可
*映像はございません

料金:1000円