MONTAGE+
「世紀を問う音楽の話」
2026年5月21日(木) 20:00開演
【クルト・ヴァイルの世界をめぐる一夜によせて】
「クルト・ヴァイルの世界」のことを考える時は、いつも新たな発見で新鮮な気持ちになり、人前で話す時はどんな展開になるかな、とどきどきします。
このたび、憧れのカフェ・モンタージュでお話ができることをとても光栄に思っています。
「歴史は繰り返す」とは言いますが、20世紀のモダニズムは高揚だけでなく、抑圧と争乱の過酷な時を過ごしました。21世紀の20年代に生きる私たちの足元は、今まさに揺らいでいるようにも感じますが、過去100年から何を受けとっているのでしょうか。私は今も、声を奪われた人々、失いつつある人々の創作の過酷な状況を想うたびに、ヴァイルのあの気骨ある発想力が問いかけてくれている気がしてならないのです。
トークから約一週間後、5月29日(金)の太田真紀さんと前田裕佳さんのクルト・ヴァイルのリサイタルが、さらに楽しみになるようなお話もたくさんできたらいいなと思っています。皆さまのご来場を楽しみにお待ちしています。
― 大田美佐子
(神戸大学・人間発達環境学研究科教授)