「ダウランド読本」

2026年10月17日(土) 18:00開演


瀧井レオナルド

リュート


入場料金:4000円




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〔会場〕
カフェ・モンタージュ ≫ 地図
京都市中京区五丁目239-1(柳馬場通夷川東入ル)
TEL:075-744-1070


【プログラム】

《ダウランド・没後400年》

J.ダウランド:

・プレリュード
・ジョン・ダウランドのガリアード

- Lute Songs -
・パイパー大佐のガリアード
・ ミニャルダ(ガリアード)
・蛙のガリアード

- Ballads and Shakespeare -
・もし一日が
・ウィロビー卿の歓迎
・ロビン
・タールトンのジグ

- Melancholy -
・運命
・常にダウランド、常に悲しく
・ラクリメ

- Dedications -
・エリザベス女王のガリアード
・ダービー伯爵のガリアード
・エセックス伯のガリアード

- Ladies -
・ウインター夫人のジャンプ
・ホワイト夫人の選択
・レディ・ハンズドンのパフ


・別れ


ささやき、語りかけるダウランドを

カフェ・モンタージュで初めて演奏させていただいたのは、2021年。武澤秀平さんのヴィオラ・ダ・ガンバと、私のテオルボによるコンサートでした。モンタージュの高田さんに温かく迎えていただいたこと、そして、カフェの静かで居心地のよい空間が、今も印象に残っています。
あの日の演奏で特に覚えているのは、お客様と一緒に、少しずつ音楽の中へ入り込んでいくような感覚です。演奏する側と聴く側との距離が近く、静けさの中で音を分かち合う。その時間と空間にすっかり惹かれ、いつかここで、今度はリュートを弾かせていただきたいと思っていました。

リュートは、とても優しく、繊細な音の楽器です。置かれる環境によっては、「よく聴こえない」とさえ思われてしまうかもしれません。でも、私はその繊細さにこそ、この楽器ならではの魅力を感じています。リュートを抱きかかえるように構え、指の腹でそっと弦をはじく。その音は、すぐそばにいる人へ語りかけるようなものです。繊細な音色は、日々の喧騒を忘れさせ、静かに耳を澄ますよう招きます。そんなリュートの音と、カフェ・モンタージュの親密な空間は、きっとよく響き合うのではないかと思っています。

今回演奏するのは、ジョン・ダウランド(1563-1626)の作品です。エリザベス朝、シェイクスピアと同じ時代を生きたダウランドは、イングランドを代表するリュート奏者・作曲家の一人であり、今日まで最も広く親しまれてきたリュート音楽の作曲家の一人でもあります。
今年2026年は、ダウランドの没後400年。今回はそれを記念して、オール・ダウランド・プログラムをお届けします。私自身にとっても、ダウランドは長年演奏し続けてきた大切なレパートリーです。いくつかのブロックに分け、トークも交えながら、時に内省的で、時に軽やかで生き生きとした、ダウランドのさまざまな表情に触れていただければと思っています。

いつかここでリュートを、と願っていた場所で、その音にじっくりと耳を傾ける時間を、皆さまとご一緒できることを楽しみにしています。



― 瀧井レオナルド