Cafe Montage MONTAGE + plus

公演情報

開催日時


2023年8月6日(日)
20:00開演(19:30開場)

出演者


大山平一郎:ヴィオラ・お話
石上真由子:ヴァイオリン
有川誠:ヴァイオリン
前山杏:ヴィオラ
井上帆乃香:チェロ


プログラム


F.メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲 第2番 変ロ長調 op.87



公演内容


音楽と人の新しい関係を多様な方向で探る「モンタージュ・プラス」
今回のテーマはずばり、
「室内楽の楽しみかた」

巨匠ルドルフ・ゼルキンが音楽監督を務め、スターンやラレード、若き日のヨーヨーマやガルネリ四重奏団など錚々たる音楽家の参加でアメリカの室内楽史を築いたマルボロ音楽祭。
その黄金期の主要メンバーとして活躍し、のちにジュリーニ率いるロサンジェルスフィルの首席ヴィオラ奏者となり、現在は指揮者・教育者としても第一線で活動を続けられている大山平一郎さんをお迎えします。

大山平一郎さんの幅広い活動の中で異彩を放っているのが、リハーサルワークの段階から観客との対話(Dialogue)を通じて室内楽の魅力を共有する新しい形の公演を行う"Music Dialogue"です。

室内楽とはその名(英Chamber Music/独Kammermusik)の通り、家庭の部屋もしくは小ぶりなサロンでの演奏を楽しむ音楽。小規模で比較的シンプルな楽曲を楽しむジャンルであった室内楽が、いきなり哲学を語り始めたのは18世紀の啓蒙時代。そのあとベートーヴェンやシューベルト、メンデルスゾーン、シューマンなどの創作を経て、音楽の弁証法ともいうべき独自の発展を遂げました。

難解な部分を含む室内楽ですが、聴きどころをおさえることで、本を読んだり美術館を巡るように古今の名作を身近に味わうことが出来る、クラシック音楽の中でも最もディープな領域を司っているジャンルとなっています。

哲学の手法"Dialogue"を室内楽の公演に取り入れて、若手音楽家そして観客と音楽との新たな関係をつくる"Music Dialogue"は、私たちが「モンタージュ・プラス」を立ち上げる際にもとても大きな指針となりました。

そのMusic Dialogueの主要アーティストでもある石上真由子さんもまた、室内楽の普及に尽力されている人物です。ソリスト・コンサートマスターとして多忙を極める中で「もっと室内楽を!」と独自に主催企画し続ける、石上さん主宰の"Ensemble Amoibe"はこの夏になんと第60回を迎えます。

そんな室内楽の伝道師ともいうべきお二人が、8月の同じ時期に京都にいらっしゃるということが判明し、この機会を逃してはいけない!と、急遽「モンタージュ・プラス」公演を開催してご出演をお願いする運びとなりました。

取り上げる作品は、石上さんたっての希望でメンデルスゾーン晩年の傑作「弦楽五重奏曲第2番」となりました。これは、かつて若き日の大山平一郎さんがラレード、カシュカシアンら当時のマルボロ音楽祭メンバーたちと「Music from Marlboro」というタイトルで伝説的な録音が残された作品でもあります。

マエストロ・大山ならではの貴重なお話と、石上さんの呼びかけのもとに集結した一期一会のメンバーによる演奏を通して、この作品の魅力、そして室内楽の楽しみ方にとことん迫る1時間。

ご期待ください!


入場料金

2000円




≫ 予約満席・キャンセル待ち受付中

※本公演のライブ配信はございません

モンタージュ・プラスとは?


場所

カフェ・モンタージュ

604-0973
京都市中京区五丁目239-1 1F
MAP

tel:075-744-1070